春の呪い

妹が死んだ。名前は春。まだ19歳だった――妹の存在がこの世のすべてだった姉・立花夏美。

春が病死したのち、夏美は婚約者であった柊冬吾に頼んで、過去の春とのデート現場を一緒に遡っていく…。

妹の心を奪った憎い男と行動をともにしながら、夏美には自分でも抑えきれない感情が沸き上がってくる。

―その日、夏美は「デート」に向かっていた。妹の婚約者だった冬吾と会うためだ。

財閥系の名家である柊家は代々、血筋を重んじてきており、冬吾の結婚相手として遠縁の立花春に目を付けた。ふたりは事実上の婚約に至るものの、病気によって春が他界。すると冬吾は、今度は夏美に交際を申し込んできた。

「妹が死んだなら、姉と付き合えばいい」そんな提案をする冬吾の親も、受け入れる冬吾も冷徹だ。夏美は呆れてその申し出を拒否するが、ふと春の笑顔を思い出し、突然、自分でも思ってもみない言葉を口にする。

「お願いがあります。春と一緒に行った場所に私を連れて行ってくれませんか」

驚きつつも冬吾はその依頼を受け入れ、２人は逢瀬を重ねていくことになるのだが、それは禁断の愛の始まりだった…。

「春は今の私を見てどう思うだろう……」

冬吾に惹かれていく自分に罪悪感を覚える夏美に、次々と意外な事実が降りかかる。

出典：春の呪い公式サイト

立花夏美（髙橋ひかる）は10歳だった2009年春に母・京子（近藤奈保希）と死別。そんな時に女性の影をちらつかせる父・浩司（飯田基祐）を夏美は軽蔑し、妹の春（桜田ひより）をたった一人の家族として生きる決意をする。だが2019年冬、姉妹に舞い込んだ柊冬吾（工藤阿須加）との見合いによって妹との絆を揺るがす危機が。冬吾は遠縁にあたる相馬財閥の分家、柊家の三男。冬吾の母・聖美（高島礼子）が目を付けたのは春だった。

出典：https://www.tv-tokyo.co.jp/harunonoroi/story/01.html

かなり濃い内容の第1話だったと思います。仲の良い姉妹と妹の婚約者の登場、複雑な三角関係の予感、そして妹の死という急展開。何と言っても強烈だったのがラストシーンです。死んだはずの妹の春が、突然姉の夏美の手を掴んで「お姉ちゃんに冬吾さんは渡さない」と叫び恐怖感が一挙に高まりました。全体的にいろいろと謎を含ませた展開で、ホラーだけでなくミステリーの要素も強いですね。ラブストーリーメインで進行するのか、恐怖に染まったホラー作品となるのか？　今後の展開が楽しみなドラマの始まりでした。

30代男性

若くしてこの世を去った最愛の妹・立花春（桜田ひより）の葬儀で、「すぐ春のところに行くから」と声をかける立花夏美（髙橋ひかる）。ところが、亡骸の春が「冬吾さんは渡さない」と訴える幻影を見てしまう。「私が冬吾さんを奪うなんて…」と訝しむ夏美に、柊冬吾（工藤阿須加）から信じ難い相談が持ち掛けられる。「春の代わりに結婚して欲しい」と。夏美は当然断るが、その直後、自分でも思いも寄らない提案を口にしていた…。

出典：https://www.tv-tokyo.co.jp/harunonoroi/story/02.html

妹を心から愛しすぎているようにも見える夏美がなんとなくおそろしくも感じられます。冬吾に惹かれそうになっているのも、妹と自分を重ねすぎているからのような気がして、観ていて時々ぞわっとする瞬間がありました。高橋ひかるさんの演技力の賜物だと思います。親の操り人形と化している冬吾に工藤阿須加さんをキャスティングしているのもうまい。歩道橋で春の幻を見てしまうシーンでタイトルが回収されたのが、すごく良かったのと同時にゾッ！としました。

20代女性

立花夏美（髙橋ひかる）が、妹の春（桜田ひより）への罪悪感から川に身を投げようとしたところを助けた柊冬吾（工藤阿須加）。その後、２人は互いへの興味を少しずつ高め合いながらも、今まで通り春とのデートの足跡を辿っていき、知らない春の本心に触れたりする。そうして次第に距離を縮めていく２人…。そして、自分が苦しむ柊家の境遇について本気で意見してくれた夏美に、冬吾は思わぬ行動に出る！

出典：https://www.tv-tokyo.co.jp/harunonoroi/story/03.html

時々思い出したように放り込まれる夏美と冬吾のちょっとしたときめきシーンがかわいくもあり、同時になんとなく面白くもあり。今回は不思議なクスっと感があって良かったです。でも後半の高島礼子さん演じる母のそわそわする怖さ、最後の最後で夏美の隣に立っている春の圧倒的ホラーに向かっていくための仕掛けだったのが最後に分かると、なんだかしてやられた気分になりました。このまま最終回まで思いっきり振り回されながら見たいです。

20代女性

デートで互いの距離感を縮めていい雰囲気になってきた夏美と冬吾ですが、今度は周囲が2人の仲を妨害する方向に動きそうな予感めいた回でした。特に不気味な存在感を放っているのが冬吾の母・聖美で、1話に登場した段階から相馬家の血筋にこだわっているのが謎です。2人のデートを見つめている死んだはずの春の存在も、一体何なのか？ただの幻影だと良いのですが。少なくとも夏美と冬吾が今後順調に結ばれるとは思えなかった第3話でした。

30代男性

柊冬吾（工藤阿須加）からの好意を感じ、キスを受け入れそうなった立花夏美（髙橋ひかる）は、そんな自分を戒める。「春（桜田ひより）から冬吾さんを奪ってはいけない」と。夜、帰宅すると、両親から「聖美（高島礼子）から冬吾とはもう会わないで欲しいと忠告を受けた」と聞かされる。そもそも２人の交際は聖美の希望ではなかったのか…？動揺する夏美は、偶然、春がＳＮＳに残したメッセージに気づく！

出典：https://www.tv-tokyo.co.jp/harunonoroi/story/04.html

正直な感想を書かせていただくのであれば、高橋ひかるちゃん（夏美）も、工藤君（冬吾）もどうしても何かが違うような気がしてしまいます（もっと言えば高島礼子も）。第一話で感じていた違和感が回を重ねるごとに増していき、脚本の方には原作をもう少し読み込んでほしかった、というのが切なる思いです。夏美の心情の解釈が違うんだよなぁと思ってしまいます。これでは夏美はただの不気味な狂女だと思ってしまうのは私だけでしょうか。

30代女性

春の呪い第四話を見て苦しさを感じました。夏美と冬吾が会っていることが両親にばれてしまい、夏美が両親に忠告を受けているシーンで夏美の言葉が届かないことがとても辛かったです。春を想う気持ちと冬吾に惹かれる気持ち、そして周りの環境、様々な思いが夏美の中にあると思うと苦しいです。春が生前に残したSNS内に書かれた冬吾への気持ちと姉へのライバル心、きっと夏美は知りたくなかったと思います。しかし春のことを知りたいと思う一心で読み進める夏美の姿に「姉」と「妹」の絆の深さが伝わってきました。どうか春も夏美のことを一番に思っていて欲しいと強く思いました。

20代女性

立花夏美（髙橋ひかる）は、春（桜田ひより）のブログに残された柊冬吾（工藤阿須加）への激しい恋心に触れ、改めて冬吾との決別を誓う。一方、母・聖美（高島礼子）から新たな婚約者を薦められた冬吾もまた夏美との別れを決意していた。２人は決着をつけるべくカフェで落ち合うが、別れ話は思わぬ方向へと展開し、言い争いに…。その後、店を出た冬吾は、電車に飛び込んだ女性の騒ぎを耳にして、夏美ではないかと不安に駆られる！

出典：https://www.tv-tokyo.co.jp/harunonoroi/story/05.html

冬吾、気持ちは分かる、分かるけど！飛び込んだ人がいないわけじゃないんだからうれし泣きはダメ！！と思ってしまいました。それにしっぺ返しを食らうまでが早すぎて驚愕です。好きな気持ちを互いに認められないのも切なく、ずっと気持ちが通じ合っていないと感じていた春も可哀想で見ている間ずっと「あああ！！！」と頭を抱えてしまいました。もう次が最終回なのは寂しいですが、ぜひともハッピーエンドで終わってほしいです。

20代女性

柊冬吾（工藤阿須加）が交通事故に遭ったことを知った立花夏美（髙橋ひかる）は、「春！冬吾さんを連れて行かないで！」と強く願いながら、急ぎ病院へ向かう。そこで冬吾が事故に至った思わぬ経緯を聞き、夏美は冬吾の愛の深さを噛みしめる。「お姉ちゃんには冬吾さんを渡さない」――そうブログに真意を綴っていた春（桜田ひより）に罪悪感を抱きながらも、“呪われた恋”に飛び込んでしまった夏美。冬吾との幸せな未来は訪れるのか…？

出典：https://www.tv-tokyo.co.jp/harunonoroi/story/06.html

妹が亡くなった後にその婚約者を好きになってしまう…。全体的には少し暗めの雰囲気で今クールのドラマの中でも異彩を放っていたのではないでしょうか。大好きな妹とその婚約者との間で揺れる思いがよく伝わってきました。妹は亡くなった後も婚約者を支配したいと思っていますが、お互い自分に正直になって決断した時、周りや妹も理解してくれる結果となり本当に良かったです。高橋ひかるさんの魅力がシリアスな演技で充分に発揮されていました。

40代男性

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